近年人気を集めているサウナ。その人気から「サウナー」「ととのう」などの言葉もよく耳にしますよね。
そんな中、サウナとアウトドアを掛け合わせた「テントサウナ」の登場にサウナーはもちろん、アウトドアやキャンプが好きな人も注目を集めています。
レンタルなどで体験できるキャンプ場も最近は多くありますが、サウナテントを自分で持参して海、山、湖など、自分の好きな場所でテントサウナを楽しむ人も増えています。また、銭湯で行うサウナよりも飲食、ロウリュの自由度が高いこともサウナテントの最大の魅力です。
そこで今回はサウナテントのおすすめ6選とサウナテントが持ち込めるキャンプ場、サウナテントレンタルをしているキャンプ場を紹介していきます。
テントサウナとは
テントサウナはフィンランド発祥の楽しみ方で、防炎素材のテントの中にサウナヒーターを置いて、テントの中で手軽にサウナを楽しめる設備です。
サウナを楽しんだ後は川や湖など、天然の冷水浴を楽しめるため、アウトドア好きにはもちろんサウナーにも近年人気が出てきています。
サウナ用のテントといっても一般的なテントを組み立てるのと変わりなく、特別難しいスキルなどはありません。そのため手軽にテントサウナができ、さらには好きなアロマを用いたり、ロウリュウも自由自在なので自分好みのサウナ空間を作り出すことができます。
テントサウナのメリット
近年注目されつつあるテントサウナですが、一般的なサウナとどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、テントサウナの魅力について解説します。
サウナ内で飲食できる
お店ではサウナ内で飲食禁止が主流ですが、自分のテントサウナではビールを飲んだり、ストーブでソーセージを焼いて食べたり、普通のサウナではできないような経験ができます。
人目を気にせず、自分のペースで楽しめる
自分一人でサウナを楽しめるため、セルフロウリュも自分好みに楽しめます。また一般的なサウナではミント系のアロマがメジャーですが、いろんな香りのサウナ用アロマが販売されているので、自分の好きな香りを楽しむことも自由自在です。
家族みんなで楽しめる
一般的なサウナとは違い、テントサウナは本当に自由に使えるため、男女一緒に入ることもできます。カップルやパートナーと一緒に楽しむのはもちろん、比較的低めの温度に設定し、お子さんと楽しむことも可能です。
自然を感じながらのサウナが気持ち良い
自分の好きなロケーションを選び、自然の冷水浴と外気浴を楽しむことができるテントサウナ。透き通った海や湖にダイブし、樹木の香りや澄んだ空気を感じながら「ととのう」と、自然と一体になれるような本場フィンランドのサウナを楽しめます。
サウナテントのおすすめ6選
テントサウナの魅力が分かったところで、続いてMONOMATCH編集部が厳選したおすすめのテントサウナを紹介します。
Mobiba MB10A
迷彩柄の見た目で大きな窓が特徴的なサウナテントです。組み立ても約20分で完了し、さらにはサウナの温度も効率よく高めることができるため、ゆったりするよりも少ない時間で気軽にサウナテントを楽しみたい方におすすめ。
セット内容 | ストーブ、煙突、テント、テント用キャリーバッグ、ペグ、ペグ収納袋、自在金具付き針鋼、リペア用生地 |
定員 | 4人(約800ml) |
重量 | テント7.6kg ストーブ16.8kg |
ストーブの種類 | 薪 |
mobiba RB170M
「mobiba RB170M」は、リュック型でどこにでも手軽に持ち運びできるサウナテントです。重量はたったの13kgで車では行きづらい奥まった絶景の見える場所や人目につかない場所でもサウナを楽しめます。コンパクトでありながらもサウナテントとしての機能は他のものに劣りません。新しい形の「バックパックサウナ」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
セット内容 | ストーブ、ストーブ収納袋、煙突、テント、バックパック、ペグ、ペグ収納袋、自在金具付き張り綱、リペア用生地 |
定員 | 2人 |
重量 | 13kg(そのうちストーブ7.8kg) |
ストーブの種類 | 薪 |
Savotta hiisi4
Savottaのサウナテントhiisi4はシンプルなデザインで、どこでもテントサウナが楽しめるアイテムです。リュック型のテント収納は持ち運びもしやすく、簡単に準備ができます。また、Savottaというブランドは50年以上フィンランドの国防軍と提携、さらに本社と工場がフィンランドに在籍しているなど、本場フィンランドのテントサウナ・機能が楽しめます。
セット内容 | テント本体×1(天井部:50/50 コットン/ポリエステル リップストップ 難燃・防カビ加工、側面部:210D PA 難燃・防カビ加工) アルミポール(メインポール×1、サイドポール×6)、ペグ(GS30:長さ30cm)×6本、収納袋 |
定員 | 4人 |
重量 | 8.7kg |
ストーブの種類 | 薪 |
Savotta JSPテントサウナ
「Savotta JSPテントサウナ」は、最大10人も入れる巨大サイズのサウナテントです。お値段はかなり上がりますが、サウナイベントや友人・知人を招いて大人数でよくテントサウナをする人であれば、一人分のお値段はかなりお得になります。テント内の温度は高温に上がりすぎることはなく、大人数で団欒しながら長時間入るのに最適です。
セット内容 | テント、ストーブ、煙突、サウナストーン |
定員 | 10人 |
重量 | 75kg |
ストーブの種類 | 薪 |
【東日本】持ち込みテントサウナができる場所4選
【東京】十里木ランド
都内に位置しながらも広い河原でテントサウナやキャンプを存分に楽しめるキャンプ場です。川の水も綺麗で、冷水浴にはぴったり。都内とは思えないほど自然をしっかり感じられてキャンプの用具レンタルも行っているため、休日にふらっとテントサウナ・キャンプが楽しめます。※事前予約必須
【神奈川】ボスコオートキャンプベース
「そのままの森と水とのふれあい」というコンセプトで、都心から1時間半の立地で山と川の自然を感じられるキャンプ場です。キャンプ場には渓流が流れており、近くにテントを設置することも可能なため、テントサウナにはもってこいの立地と言えるでしょう。売店や飲水スポット、釣りぼり、シャワーなど、施設も充実しており、快適なテントサウナライフを過ごせます。
【福島】lakeside hotel みなとや
猪苗代湖にダイブして冷水浴が楽しめるのが魅力的な福島のLAKESIDE HOTELみなとや。夏はもちろん冬の雪が積もる中、自然を感じながらのサウナは別格です。空気も美味しく、普段の生活で息苦しさを感じている人などにはぜひおすすめしたいスポットとなっています。
【群馬】野反湖キャンプ場
野反湖は2000mの山岳が一望でき、長野・群馬・新潟に囲まれた場所に位置します。また、季節ごとに移り変わる高山植物や紅葉、さらには自然の中で生きる動物たちを感じられるキャンプ場です。
【西日本】持ち込みテントサウナができる場所4選
【広島】広島市湯来交流体験センター
広島市湯来交流体験センターの中にある湯来リバーサイドキャンプ場でテントサウナを行うことができます。芝生で覆われていることもあり、のどかな雰囲気でトイレ、温泉、炊事場など様々な施設が揃っています。
【京都】宇津峡公園キャンプ場
広大な芝生と流れの穏やかな川原で優雅にキャンプを楽しめるキャンプサイトです。河原には足がつかない深めの場所もあり、飛び込みを楽しむ人も多いスポットとなっています。山や植物に囲まれ、マイナスイオンを感じながら楽しむテントサウナは別格です。
【佐賀】山神キタムラ
山神キタムラは自分で考えて好きな居場所を作ることのできるキャンプ場です。サウナをしている時だけではなく、薪割りや居心地の良い空間などを作るときの過程を楽しむことを重要視しており、自由に作ったものを山神キタムラに残しておくこともできます。現在はドラム缶風呂、星を見ながら入ることができる水風呂、整い椅子など、多くの人が作った居心地の良い空間が整っています。
【山口】新平ヶ原公園キャンプ場
島地川ダムの北部に位置し、無料で利用できる自然豊かな公園です。木々が生い茂っているので日陰が多く、夏場でも涼しくキャンプ・テントサウナを楽しめます。テントサウナを楽しむ人も多く訪れる、定番スポットです。
テントサウナのレンタルができるおすすめの場所
【埼玉】ノーラ名栗
埼玉県飯能市にある北欧文化が楽しめる複合施設の一つとして、テントサウナがあります。こちらは貸切状態にできるので、大切な人たちとプライベートな時間を過ごしたい方におすすめです。ロウリュだけではなく、枝葉を束ねたヴィヒタで全身を叩くなど、様々な体験ができることで注目を集めています。
【千葉】GOOD HOUSE
千葉県外房・九十九里浜の最南端にある一宮町に位置し、サウナーはもちろんサーフィンや海が好きな人も一緒に楽しめるスポットです。MORTHのサウナテントはもちろん、お部屋も一緒に借りれるので、快適の過ごせます。
【大阪】摂津峡川と森のBBQランド
木々に囲まれた自然を感じる立地でMORTHのサウナテントがレンタルできるキャンプ場です。スタッフの方がテント内の温度を高くしてくれるので面倒な温度調節はする必要なく、すぐにテントサウナを楽しめます。時期によっては紅葉も楽しめるので、11月ごろ訪れるのがおすすめです。
【三重】飛雪の滝キャンプ場
三重県の最南端にあるキャンプ場で、名前にもある通り高さ30mの飛雪の滝が楽しめます。サウナ用のテントが常設している場所も滝を眺めることができ、さらには滝つぼで冷水浴ができるという飛雪の滝を惜しむことなく楽しめるキャンプ場です。
テントサウナのデメリット
サウナテントは魅力的である反面、いくつかのデメリットも存在します。
車での移動が必須
サウナテントのを持ち運ぶため、キャンプ場や川の近くまでは車で移動する必要があります。
レンタカーでも持ち運びはできますが、場合によっては、すみやススのニオイや汚れがついてしまう可能性も。テントなどの大きい荷物が入る自家用車がベストです。
火起こしなど準備に時間がかかる
テントを一人で組み立てる場合最低でも30分か1時間は時間がかかります。
また、それ以外にもテントを組み立てることのできる場所選びや火起こしなど、慣れるまでには少し時間がかかるでしょう。
サウナテントを終えてからも後片付けがあるので、少し面倒に感じるかもしれません。
天候に左右される
外でテントを張って実施するため、雨や強風によって中止せざるを得ない場合があります。大きな事故につながる可能性もあるので、風速10m以上の日、大雨の前後は避けてテントサウナを楽しみましょう。
温度調整など慣れるまでに時間がかかる
温度調整など自分好みに変えられる点がメリットである反面、サウナストーンは熱しにくく温度調節が難しいです。自分好みの温度感を再現するまでには何度か練習する必要があります。
テントサウナのマナー
サウナテントができるようなキャンプ場、川沿いでは、普通にキャンプ・釣りをしている人も多くいます。ストーブを使用してかなり煙も出てしまうため、混雑時は避け、煙が迷惑にならない場所で楽しみましょう。
冷水浴する際も釣りしている人の邪魔にならないよう、場所選びはしっかりとすることをおすすめします。
マナーを守ってフィールドをシェアする人とも心地よいテントサウナを楽しんでみてください。
テントサウナ利用時の注意点
自由に飲食もできるテントサウナですが、お酒と相性が悪く飲みすぎた状態でサウナを行うのは危険なので、注意しましょう。
また、テントサウナ内の温度がかなり高いため、脱水症状、電子機器の破損、火事などに注意を払って楽しんでください。
まとめ
サウナテントのおすすめ6選はいかがだったでしょうか。自由度が高く、好きな人と好きな場所でサウナを楽しめるので、一般的なサウナではできないような経験ができること間違いなしです。マナーを守って快適なテントサウナライフを過ごしてみては?